レインボーブリッジへと歩き出す。
一人で歩道をトボトボと歩いていくと、ちょっとした橋にたどり着いた。ここから、隅田川・東京湾が見えるが、その眺めを害するものが、目に入ってきた。そう。ごみである。
コンビニの袋だろうか、袋に何かが入っているのだろうか・・・明らかにごみである。
こんな光景が、いたるところにあるのだろうか?そう思うと、東京都というモンスターを作り上げている根底にこのごみと言うのもあるのではないかと思ってしまう。こういったごみの意識がモンスターを作り上げてしまう、一つの要因になってはいないだろうか?
ごみがプカプカとさまよっている、隅田川・東京湾・・・世界でも屈指の大都会である東京都。その華やかな裏側にこういったごみ問題が根付いているようだ。
そんな嫌な雰囲気、再び、レインボーブリッジへと歩き出す。
ショックな出来事はいろいろな走馬灯を頭の中を駆け巡っていく。歩くと言うことで、俺自身を見つめなおそうとしているのかもしれない。
ドラマ「ウォーカーズ 迷子の大人たち」でも、主人公が四国の巡礼の旅で、歩きながら自分自身の壁にぶつかっていく。歩いていくうちに、体力も気力も失われ、シンプルになってくる。なぜ生きているのか、なぜい、生きようとしているのか、ひいては、なぜ、歩いているのか?
そういったこともあるのか、俺は歩くのかもしれない。
これまでの俺自身、いろいろな過ちや失敗を犯してきた。それらを受け止めてくれた友人や親などが思い浮かび、その場面が浮かんでくるのだ。
その大きさは、俺を照らす太陽のように温かく、同時に、熱い針のように突き刺さってくる。
もうすぐだ。もうすぐ、レインボーブリッジ・・・。
休憩した場所からレインボーブリッジに行く途中にありました、ちょっとした橋からの眺めです。ごみがものすごく残念!