榛原と日本橋

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日本橋(東京都中央区)で「榛原と日本橋」の説明板を見かけました。

 榛原(はいばら)は文化3年(西暦1806年)に創業され、江戸日本橋のたもとの萬町にて営業を行ったと伝わっています。初代佐助は、書物問屋須原茂兵衛にて奉行の後独立し、紙、墨、薬を販売しました。当時より諸国特選紙、唐紙、雁皮紙、とりわけ時々の流行絵師に依頼した木版摺物の団扇や絵巻紙を制作し多くのお客様にご愛顧を賜りました。
 大正12年(西暦1923年)の関東大震災により店舗は被災、永代通り沿いのこの地に移転し、以来平成22年(西暦2010年)までの約90年間当地でお客様のご用を務めさせて頂きました。その間に建てられた榛原ビルディング(設計 中村直次郎・矢部金太郎)は鉄筋コンクリート造五階建ての各層に瓦庇を取り付けた和洋折衷のアール・デコ様式を特徴とし、昭和63年(西暦1988年)、中央区教育委員会発行の「中央区の文化財―建造物―」に紹介されました。その後、店舗は平成27年(西暦2015年)に都市再生特別地区の指定を受けた日本橋二丁目地区(北地区)の再開発により当地から日本橋交差点中央通り沿いの現店舗に移転したしました。
 この建物は、創業時の土蔵造りのイメージと瓦庇、暖簾を継承した外装としています。外装の煉瓦は、三河の土を原料とし、煉瓦職人の土練技術と瓦職人の成型・焼成技術によりつくられ、明治大正期の榛原千代紙の図案を壁面全体で現すという試みがなされています。

平成27年3月吉日

(2017年3月22日現在)

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